山下鍛造所の強みSTRENGTH

確かな技術と品質で社会をささえる

各種フランジ継手やリング状機械部品向けの鍛造素材専門メーカーとして、山下鍛造所は多くの分野に製品を供給してまいりました。その製品は造船や送電鉄塔、風力発電所、原子力発電所、化学プラントなど幅広い分野で利用されており、それぞれが社会をささえる大切な役割を担っています。
品質管理の国際規格であるISO9001やローリング設備の特許をはじめ、メーカーや業界団体などの認定工場としての資格を得ることで第三者的な評価を積み重ねてきました。おかげさまをもちまして、そのほかにも多数の表彰や認定をいただいており、こうした私たちの仕事や取り組みに対する客観的、社会的な評価を大変光栄に感じております。
これからも技術を研鑽(けんさん)し、安定した品質でお客さまと社会に貢献できる山下鍛造所でありつづけられるよう努力してまいります。

ローリング設備を自社製作、高いレベルの加工技術を実現

山下鍛造所の特長のひとつとして、製造機械の自社製作があります。もっとよいものを作りたいという思いを実現するには、自分たちで製造機械を作るのが最善であるという考えのもと、昭和38年(1963年)に第1号となるローリング設備が完成いたしました。その後も改良を重ねながらローリング設備を開発・製作することにより、技術と品質を磨きつづけてきました。ちなみに、昭和38年に誕生した第1号の製造機械は今も現役です。
製造機械を自社製作することによって実現したことはたくさんありますが、その中でもお客さまから高い評価をいただいているのは、フランジの柔軟な加工技術です。通常のリング製品は断面が四角形になるのが普通ですが、フランジとして利用するにはそこから段を付ける加工が必要になります。山下鍛造所では段付きリングという最終形状に近い形まで作りこむことにより、工程削減とコスト削減、さらには納期短縮を実現しました。
特に山下鍛造所では材料コストの高い高付加価値製品の取り扱いも多く、材料のムダを可能な限り減らすことは大変意義のあることだと考えております。

「難しい材料」の鍛造技術で高付加価値を実現

製造業の海外シフトは今にはじまったことではありませんが、ローリング設備を導入すれば海外であってもある程度のことは可能なので、同じ製品であればコストの安い国に仕事が流れるのは当然のことでしょう。
そこで山下鍛造所は国内生産による高付加価値製品による差別化をめざし、ハステロイやインコネルといった「難しい材料」の鍛造技術に強みを有するにいたりました。これらの材料は非常に硬く、腐食や熱に強いといった特性を持っていることからタフな場面で利用することによって価値を発揮します。
枯渇が心配されてきた石油や天然ガスですが、シェール層と呼ばれるとても硬い地層から採掘する技術が確立したことで莫大な埋蔵資源を利用できるようになりました。これを可能にしたのも、材料の進化によって硬い地層を採掘できるようになったからです。このように金属材料の進化によって、人類の文明はまだまだ進化する余地があるのです。

しかしこうした高性能な材料は、一方で硬すぎることや熱を加えて冷やす工程において、変形したり割れるといったデリケートな特性もあわせ持っています。こうした取り扱いの難しい材料にこそ、段階的な温度管理などが可能な山下鍛造所オリジナルの製造機械が威力を発揮します。
これまで取り扱いが難しいという理由で高性能な材料がなかなか広く利用されてこなかった部分がありますが、そんな「難しい材料」にこそ山下鍛造所の強みをいかしてまいります。

製品ができるまでの工程

1鍛造製品

2機械加工工程

3完成品

1鍛造工程

2鍛造製品

3完成品